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理想論より「ネガポジ曲線」を描きたい!@絵巻物思考16
いつも事前の打ち合わせで、
クライアントさまやメインのファシリテーターの方に
しつこくお願いしているのが下の図「ネガポジ曲線」o(^▽^)o

会議やWSのプログラムをつくるとき
絵巻物の上で、この「ネガポジ曲線」が描けるように
問いやワークを設計したーい!という意味なのですが

↓画像をクリックすると拡大して見られますとにかくポジティブな話から語り合って描けた絵って、ほんと弱いのです!

「豊かな未来社会とは」とか…
「この地域のいいところは」とか…
「あるべき姿とは」とか…
「理想の働き方とは」とか…

たいてい、そういうときの絵って
「他の会議でも描いたことある絵だなあ」とか
「他の会社や地域の対話でも使えそう」とか
どこにでもありがちな絵にしかならなくて…(-_-)

そして、間違いなく、そう発言したご本人たちからも
そんな絵巻物は「どれもいいんだけど…」
「どれも悪くないんだけど…」といった曖昧な反応しか得られず…

絵空事に終わらされてしまうのです…

ガーーーーン(T ^ T)

絵空事に終わらない、ハートが描ける、みんなが本気になるのは
間違いなく、ネガから描けたときです。

愚痴が出る、イライラする、そんなネガティブな感情こそ
本当は「なんとかしたい」本気のポジな気持ちの裏返しなんです。
ネガこそホンモノ。嫌いで腹が立つほど、好きなんです。

主催者の中には「ネガを吐き出してもらうのはコワイ」
という方は多いのですが、GF的にはネガはイイことだらけです。

普段からじつがモヤモヤしていること、
特に不安や不満、不信感や不明点など
ネガティブな状態や気持ちを語り合えると、

そしてそれが絵になると、とにかくみなさん、
「そうそう!そんな感じ!」と指差し集まってきて
嬉しそう、楽しそうなのです(^.^
ネガは、ポジよりも速く、みんなを一つにします!

結局みなさんキレイゴトではなく
本音で語り合いたいんだと思います。

「みんなの気持ちを1つにしたい」
「これからのアクションに魂込めたい」
「腹落ちさせて自分ごとにさせたい」
と思ったら、ぜひネガポジ設計でo(^▽^)o

以下は以前に書いた記事ですが、ご参考までに

不満があるのは、なんとかしたい!ハートのある証拠」@絵巻物思考4
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=240

ネガ最高〜(^o^)
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「たいせつなことはね,目に見えない」?
『星の王子さま』より
Anything essential is invisible to the eyes.
What is essential is invisible to the eye.
「たいせつなことはね,目に見えないんだよ」

発言を絵にしてみると、大事なことがよく見えていないまま、
わたしたちって話をしているんだなと思います。

本の中では星の王子様にキツネは
One sees clearly only with the heart.
「心で見なくちゃ,ものごとはよく見えないってことさ」って言ってるけど…

でも絵にすると見えることいっぱいあるから
少しでも「絵にして」見えるようにしたいって思いますo(^_^)o
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対話の目的「感情たっぷりの本来の人間の姿」復活活動
なぜ今「対話」が注目されているのか。

松蔭の言葉を借りるなら
「本来の人間らしさを取り戻す」ため。

↓ 超訳 吉田松陰『覚悟の磨き方』より
(083)人である意味。
人は「なんのために生きているか」で決まる
(135)「本来の人間らしさ」を取り戻す 

※画像クリックすると拡大して見られます。GFでお手伝いしている話し合いの場の目的は
企業の将来のため、地域のため、新しい何かを生み出すため、と色々ですが

どんなテーマであっても、共通するのは、つまるところは、

そこにいる一人一人が、
自分は「なんのために生きているか
を問われる場である

ということです。

最初は、他人事のように座る出席者のみなさんも
GFでいうなら「不感症ロボット」しか描けない状態から

そのことを考え始めると…
「何のために今目の前のこの仕事をしているのか」
「何のために生きているか」…

次第に「本来の人間らしさ」を取り戻していく姿が描けてきます。
(実際、ロボットの絵から人間の絵が増えていく)

昨今、FutureCenter、world cafeなど
「対話」という場づくりが人気ですが

そうした「話し合い」活動が狙っているのは

会社や組織、地域の「立場」「役割意識」から引きずりおろし

本来の自分」という「感情たっぷりの人間」に
一人一人を復活させる活動なんだと思います(^^)

GFは「表情+セリフ」の描ける「人間」を描いているだけなので
人間が描けない、「ロボット」が描けちゃうときに
本当のその人はどこに?と考えさせられることが度々あるのですが

そんなこととシンクロすることが
超訳 吉田松陰『覚悟の磨き方』にはいたるところに書いてありました。

軽く読めます。そしてまた何度も読み返して噛み締めたい一冊です。
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井の中の蛙[不感症ロボット3号]には遠慮なく外の世界を知らせよう@絵巻物思考15
【絵巻物思考15】
いつの時代も「井の中の蛙」状態から若者を引っぱり出すは、先輩の役目。
(ちなみに今どきのお城の中の王子は意外に素直です)
ここ最近、組織の悩みの種としてよく描くようになったのが
今回紹介する[不感症ロボット3号]。
相手の気持ちを汲み取れないニュータイプ。

最近の若い人たちは…何を考えているのかわからない
そんな声を聴いているうち
いくつかの共通点からこんな絵になりました。

別名「じぶんの城ごと動く 井の中の蛙 ロボ」。

以下、特徴を紹介しつつ、彼らの傾向をつかみながら
対策まで探ってみたいと思います。

※ちなみに今回は新型タイプなだけに
「若者は〜」という話になりがちですが
言うほうも、本当は言いたくないのです。
だって私たちも言われてきた時代があるから…σ^_^;

ただ、昨今の先輩たちは口に出してまで言わないようで
でも、それが逆に余計にギクシャクしてる原因のよう。

「ん?なんか変」とか「ちょっとおかしい」と
「感じてしまった」ことは、頭でいくら処理しても
心のどこかにはやっぱり残っちゃっているのです。

ということで、わたしを含む中年世代こそが
ただ嘆くだけでなく[不感症ロボット3号]と向き合い
じぶんたちも「時代が変化している」ことを実感し
しっかり直視できるようになりたいと思います。


●特徴1●
じぶんの「本当の居場所」は、じぶんのお城の中。
お気に入りのヒトとモノに囲まれた、居心地のいい
じぶんのお城の中が、常にじぶんの「本当の居場所」。

会社や仕事はあくまでも「城の外」の話。

プライベートやマイワールドを大切にしているのが
今どきの[不感症ロボット3号]クン。

例えば、ある会社では、部下の以下のような行為に
その上司の方は嘆かれていました。

メンバーの結婚をFacebookで知った…。
 前もって報告だけはしてくれと言っておいたのに。
 しかも式まで挙げていた…。
 上司に報告するっていのうはもう古いのか?!
 会社や上司からの祝電もいらないのか?!


けれど、結婚を報告しなかった若い当人たちに
彼らの「城の中」という、仕事とは全く切り離された世界で、
彼らなりの優先順位や区別があるとしたら…?課長。なぜそんなに怒っているんですか?
という反応なのかもしれません。

別の上司の嘆きとしてはこんな話もありました。

飲み会に誘ってもまず来ない。
 たまに来たと思ったらずっと携帯でLINEをやっていた。
 せっかっくみんなで飲みに来ているんだらからと注意したら、
 どうして?という顔をされた


こんなウソのような本当の話も
「あくまでも仕事は仕事と」一線を引いた「城の中」に
彼らが居るとしたら…?

上司の声も、城壁の外からでは
彼らにきちんと届いてはいないかもしれません。

●特徴2●
城の王子さまには、城の中の常識が、世の常識。


知らない」「教わってない」「そこまで指示されてません
えっ?メールしたほうがよかったんですか?上司からすれば「そんなことまでわざわざ言わないとできないのか?
と驚くようなやりとりが、いろんなところで起きているようで
思わず ↑こんな「王子」の絵が描けてきました。

ある方は、部下にこう言われたそう。
久しぶりにその部下の営業に同行したときのこと。

これから訪問する先の○○部長。先日、退職されたんですよ。
 知らなかったんですか?


日々クライアント先に通っているのはその担当営業の彼。
クライアント情報を共有する責任を負っているのはだれなのか?
共有していない状態で訪問してクアイアントに失礼は無いのか?
じぶんの上司が客先で恥をかいても関係ないのか? etc.

相手の立場に立ってみる」という想像力が格段に乏しいのは
じぶんの城から外に出たことがないせいではないでしょうか。

そもそもじぶんの城の外への興味は、仕事に限らず、あまりないのか
驚くほど「知らない」ことが多いよう。こんなやりとりも聞きました。

謝恩会ってなんですか? 中学や高校の同窓会に、
 先生を呼ぶなんて考えたこともなかった


筑前煮っていう名前の料理だとは知らなかった。
 家でも食べていたかもしれないけど
 母親がそう言って食卓に出したことはなかったから


王子さまは「城の外のことは教えてくれなくちゃ」分からない?

●特徴3●
城の王子の発言や思考は、じつは結構「上から目線」。
仕事という場で、結構「上から目線で」
平気でさらりとこんなことを言ったりするのも特徴なよう。

あのお客さん、何かしなくちゃと思ってるんですけど
 何をしたらいいかわかってないんですよ

(それを明らかにしていくのがアナタの仕事でしょー!)

先方の中でやりたいことが色々あり過ぎて、
 方向性が決まらないんですよね

(お客様が決めるまで、アナタは何もすることない…ワケないでしょ!)

○○さん、忙しいみたいでテンパってましたよ
(他人事みたいに言ってるけどアナタも同じプロジェクト担当者でしょ…)

[不感症ロボット3号]は
一見、礼義正しく、大人しかったりもするので
こちらは余計に「まさか」と驚いてしまうわけですが。

デリカシーのない発言
じぶんのことを棚にあげた発言
論点はそこじゃないだろうと思わず
ツッコミたくなるほどズレた発言の数々…(u_u)

すべては「相手を思いやれたら」
もう少し違う発言に変わるのではないかと感じることばかり…。

●特徴4●
外交好き。常に青い鳥を探している。
つながりたがる。(仕事とは別に)
ソーシャル、社会貢献、ボランティアに興味あり。
結構、社交的で、物怖じしない。社外活動に積極参加。
居心地もよさそう。楽しそう。

しかし、どうもどれも中途半端。

とりあえず、そこに「身を置いている」
「つながっている」ことで満足しているようだけど

よくよく聞くとベストなわけではないようで、
まだどこかに「しあわせの青い鳥」が居るのではないかと
いろいろと探しものをしている様子。

ある方はそんな彼らを見て
今置かれている場所に、青い鳥がいるとは思えないのかな
じぶんが青い鳥にもなれるのにね
とおっしゃっていました。

結局は、じぶんの城を飛び出さない限り
本当のつながりは生まれてこない?
いくら外に求めても本当のしあわせは見つからない?

描けてくるのは、相変わらず内と外を区別したまま
城ごと動いて「青い鳥」を探している絵でした。

●最大の特徴5●
これまであげた特徴1〜4を兼ね備えた
[不感症ロボット3号]の最もやっかいなところは

一見すると、仕事でもある一面ではとても社交的で、
職場でもある一部の仲間とはうまくやっているので、

そんな彼らがまさか[不感症ロボット3号]とは
思いもよらないということです。


じぶんを傷つける外敵から身を守るために
モビルスーツを着こんだ[1号]や
枠に捕らわれ、思い込みの強い[2号]に比べると、

パッと見たところはとても優等生タイプ。

それだけに、あるとき彼らの思わぬ行動や発言に
周りは驚き「理解に苦しむ」ようです。

真面目で頑張っているなと思っていたが、
飲み会で、お客さまを小馬鹿にするような発言。
そんなふうに思って接していたのかと驚いた


一見、仕事ができると思っていたけれど
クライアントへの提案内容がいくら指導しても変わらない。
赤字を赤字の通り修正するだけで…意志はないのか…


ー●ー ー●ー ー●ー ー●ー

さて改めて、ここまで絵にしてきた
[不感症ロボット3号]クンたちを見て思うのは

こんな本人たちこそ、じつは
じぶんがそんな小さな城の中にいるなんて
つゆとも思っていない、としたら…?単に「知らないだけ」という可能性が十分見えてきます。

単に知らない、無知なだけ。それゆえに悪気もない。

でも、このまま行くと「裸の王様」になっちゃう可能性も。

これって、なんだかもったいない話です。

彼らの今後を真面目に思うなら「知らせる」ことです。
言いにくいことを言うのも上司や先輩の役目。

まずは「それはちょっと失礼だろう」とか
ビジネスマナーとしてそれはないんじゃないの
と直感で感じてしまったことこそ伝え
知らせ」なくてはと思います。

言う側としては「うるさいと思われたくない
という気持ちもあるかもしれませんが

[不感症ロボット3号]を描いていて
それは心配ご無用ですよとも思うのは…

まず、この3号クンたち。憎めないのが
知る」とたいてい素直に驚いているのです。
「え?!そうなんですか?!」「うるさいな」と思うタイプは少ないよう。
これが育ちのいい王子さまの良い所?

それに、もともと不感症なので、1回ぐらいじゃ伝わらない。
それどころか私たちの気苦労を知らず、見かけと違って
上目線な王子たちは傷つかない強さを持ってます。

どちらかといえば「腹落ちするまで」いろんな角度から
あの手この手で言い続けないと伝わらないという覚悟が必要なぐらい。

それでもあるとき、彼らの耳に届くと「そうなんですか?!
「勉強になりました!」みたいな顔まで見せてくれるので、
こちらとしてはちょっと嬉しくなったりしちゃうのですが

しか〜し。ここで気をつけないといけないことが。
ここで指導を終えてはいけないということ。
というのも…●6つめの特徴●

この3号クンたち、素直なのはいいのですが
その「知った」ことそのままで、
驚くほど「応用が利かない」のです。

たとえば先日、わたしが、若いメンバーの方たちに
会議の進め方も、参加する人の気持ちになって考えてみたら、
 いろいろあるよね
」といった話をしていたのですが
その直後に、若手メンバーからこんな質問メールが届きました。

話し合いの場でみんなが『本当に言いたいことを言えた』
 『みんなが1つになれた』という実感がもてるといいって
 ゆにさんおっしゃいましたよね


だとしたら、「座談会」をそういう場にするには…
 どうしたらいいんですか?!


ウ〜ン(u_u)

同じ会社や組織で、いつも顔をあわせている仲間たちが
チームとして1つになるための話し合いの場面を想定して
話をしていたのですが

単なるユーザー調査が目的の「座談会」ならば
その場への期待も満足度もそれぞれ違うから

『本当に言いたいことを言えた』も
主催者としては「本音を言ってもらえた」レベルでいいかもしれないし
『みんなが1つになれた』も「単に盛り上がった」レベルでいいかもしれないし…

…と架空でも、集まる人たちの顔を思い浮かべたら
いろいろと思いつきそうだけど…と内心思いながら

その座談会は何のために開くの?
 その座談会を開く主催者の気持ちは?
 そのとき参加者はどんな気持ちでやってきてるの?


と、メールを返しました。

まじめすぎるのか…若いのに頭が固いのか…(-_-)

彼らに最も知ってほしいことは
じぶんの城から見るのではなく、そこを出て
相手の立場に立つ」ということ。

たとえば、相手の立場に立ってみて

「同じ組織の仲間なのに今日の会議で
 Aさんは本当に言いたいことが言えたのかな」とか

「座談会に来る人が初対面の集まりで
 どこまで本音言ってくれるかな」

想像をめぐらせること。

そこで[絵巻物思考11]で書いたように
相手の[表情]を思い浮かべるところから
始めてみてはどうかといつも言っています。

人の気持ちを汲み取るツール:[表情9
絵巻物思考11*仕事ができるヒトの話は[表情]が描ける。
部下にいくら指示しても伝わらない…と思ったらそれは、
部下がお客さまの[表情<]を思い浮かべていないとき。


知らせたいビジネスマナーや基本スキルはいくつもありますが

「応用力」に大きな差が出るのは、結局はベースに
[相手の気持ちを汲み取ろうとする姿勢]があるかどうか。いっしょになって、仕事をする仲間やクライアントさんの
表情]を思い浮かべながら「気持ち」まで想像してみる。

面倒ですがきっとこのほうが
ゆくゆく手離れよく大きく成長してくれると思います。

何より、これまで黙って流してきたときよりも、
彼らと向き合うことで、きっとじぶんにとっても
精神衛生上、と〜っても良いことになると思いますo(^_^)o
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思い込みの強い[不感症ロボット2号]には自由の楽しさを!@絵巻物思考14
【絵巻物思考14】
分かりあいたいその人がハマって抜けられずにいる[べきだ箱]。
それが(何に捕らわれているか)見えてくると、
分かり合えるヒントも見えてくるよ。
過去の絵を調べてみたら、多くの組織の悩みの種である、他責の象徴
不感症ロボット]には3つのタイプがありそう、ということで

前回の絵巻物思考13(本当の気持ちを封印した[不感症ロボット1号])に続いて、
今回ご紹介するのは[不感症ロボット2号]。私たちは知らず知らずのうちに
いろんな[べきだ箱]にハマっているようで

あえて不自由な状態に入り込んで、じぶんらしさを押さえ込んでいるのが
不感症ロボット2号]です。○○であるべきだ」と言っている姿は苦しそうに描けます。
べきだ箱]に捕らわれて、全然自由な状態ではない、という絵です。

「会議は、効率よく進めるべきだ

「資料は、完璧に準備すべきだ
○○であるべきだ」という発言が実際
あったわけでなくても描けてくる[べきだ箱]。

ときに「セクハラ発言?!」とも取られかねない
べきだ箱]が描けてしまうこともあります…女性活躍推進に取り組む企業の役員の方からは
「女性は、子どもが産まれたら家庭に入るべきだ

今どきの若手草食男子のか弱さに嘆く女性社員からは
「男性は、男らしくあるべきだ

そうと思い込んだらそのまま、考えを変えること無く
同じ思考を繰り返す…。それはまさにロボット状態です。

多くの人がこの[不感症ロボット2号]との
コミュニケーションに悩んでいました。

また[不感症ロボット2号]の悪い癖として
じぶんの[べきだ箱]を
他の人にも当てはめのようとするところがあり
それがまた周囲と分かり合えるはずの距離を遠ざけていました。

例えば、ある会社では、メンバーたちは
じぶんたちの描く[べきだ箱]に収まらない上司に腹を立てていました。「上司はビジョンを示すべきだ
「管理者なのだからしっかりマネジメントするべきだ

また、ある会社では、本社に不満を抱く営業マンたちが
じぶんたちの理想とする[べきだ箱]とは違う
スタッフたちの働き方に腹を立てていました。「 バックオフィスは営業マンをサポートするべきだ
「稼ぎ頭の営業は一番大事にされるべきだ

相手からしてみれば
「上司だからといってスゴイビジョンが示せるわけではない」と思っているし
「本社なりには全社を見渡して最善のサポートをしている」自負もあるわけで
勝手な枠を押しつけらても困るわけですが

多くの場合は、本当に無意識なうちに、自分のことは棚に上げ、
相手にばかり「○○であるべきだ」(「○○すべきではない」)を押し付けているのでした。

そして「今の悪い状態は上司のせいだ」「本社のせいだ」と
知らず知らずのうちに、たくさんの「他責」を
じぶんの心の中につくりだしていました。相手の気持ちを汲み取れない、他責の象徴
不感症ロボット2号]の完成です。

昨今、多くの組織がこの
不感症ロボット2号]に困っている背景は
(絵巻物でも頻繁に描くようになった背景は)

イノベーションを生み出せる組織づくりや
人づくりへの関心が、ここ2〜3年で、一気に高まってきていることがあると感じます。会議の現場で「固定概念を打ち破ってほしい」
「これまでの延長線上ではない議論をしてほしい」といった
柔らかアタマを求める声を多々聞くわけですが

「○○であるべきだ」(「○○すべきではない」)という
四角い頭の議論ばかりで「行き詰まってる…」という現状がどこもあるようです。

「もっと自由な発想に立ってほしい」
「白紙から、ゼロベースで発想してほしい」
という会社側の願いとはウラハラに

四角い頭の[不感症ロボット2号]は
「自由にやっていいよ」と言われるのが一番苦手なのです。未来を語り合うためには
どうありたい?(「ありたくない?」)」
というWANTを問いたいわけですが、

[不感症ロボット2号]が
1号と比べてちょっとやっかいなのが、
四角い型にハマって、頭がかなりカタイので
そのままの状態でいくらWANTを聞いても
返事がなかなか返ってこないというところです。

たまに参加者が[不感症ロボット2号]の状態であることに気づかず
いきなり「ありたい未来」を問うワークショップがありますが、
そういうとき、たいてい、思考停止の沈黙状態になっています。

↓では、さて、どうしましょう↓

不感症ロボット2号]を
べきだ箱]から自由に解放してあげるには?

そもそも、
私たちは本当に無意識のうちに、しかもあまりよく考えないまま
べきだ箱]にハマっているようです。

例えば、過去の成功体験や知見から ↓↓↓ ベテランに限らず、新入社員であっても、
誰に言われたわけでもなく、じぶんから ↓↓↓ 「新人は新人らしく控えめであるべきだ
という[べきだ箱]に自ら入っている人も多く見かけます。そして、一度入った[べきだ箱]から抜け出せなくなる理由の1つには、

その会社やその組織で、その仕事をするうえで、
そのままその[べきだ箱]に入っているほうが
会社のルールとあっている、うまくやれる、
もっと言ってしまえば何も考えなくても楽にできる
といった良い体験があるようでべきだ箱]は不自由な枠ではなく、むしろ
じぶんの身を守る「ラクダ(楽だ)箱」であり「安全箱」になっていました。

この箱に入っていれば、余計なことは考えなくてもよくなるので
ますます思考は停止ロボット化していきます。

その箱がじつは、その人らしさを抑えこんでいるのに…
その箱がじつは、その人の自由を奪っているのに…
その箱がじつは、その議論を苦しめているのに…(-_-)

そのことを、気づかせてあげるには?

「あなたは[べきだ箱]に捕らわれてます!」
…などと言ったらかなりカチンとされます。

お互い、じぶんの[べきだ箱]から抜け出さず
べきだ箱]を押しつけあう限り
わたしたちのコミュニケーションはいつまでたっても平行線です。

そこはやはり、じぶんで気づく、が一番。
それにはやはり、「多様性」をぶつける、が一番。

さまざまな会議を見ていても
多様な価値観があることを知ること、
それが一番効果的です。

その社内の話し合いに、社外から人を呼ぶ。
その地域の話し合いに、県外から人を呼ぶ。
そのプロジェクトに、カスタマーを呼ぶ。
そのチームに、外国人を呼ぶ。etc.

主催者の方たちも毎回
だれを呼ぶか試行錯誤されていますが
必ず呼ばれる方たちの中には

相手に[べきだ箱(should/must)]を押し付けるのではなく(他責
「自らがこうしたい(WANT)と思って行動している」という(自責の)人が居て

そんな彼らの価値観を聞いて
多くの人がハッとさせられています。

ある会社の管理職研修では「部下育成」がテーマでした。
ゲストとしていらした会社のトップの方が講演の中で
笑いながら上司は、部下に邪魔され振り回されるのが仕事だからね
とおっしゃいました。
その一言に、受講者のみなさんの表情がハッとされ、
そこからハッキリ発言が「他責」から「自責」へ変わりました。

また、ある会社で、若手を集めて「組織変革」を目指す話し合いで
若手社員が上司や先輩への不満を揚げていたのですが
(これはわたしの個人的な意見でしたが)「わたしは新人のときに
そんな上司も、イジッて、支えるのが部下の仕事』と教わりましたよ〜」
と言ったら、みなさんがものすごく驚かれて
「そんなこと考えたこともなかった」と言っていました。
「べきだ箱」を押し付けない。自らの考え方を変えてみる。
そんな気づきを得るには「多様性をぶつける」は効果あると感じます。

ちなみに[べきだ箱]に気づくことは
本人にとって嫌なことではなく、むしろ皆さん喜んでいて、
特に次の3つで喜ばれます。

1つは、じぶんを「苦しめていた原因」がわかるので
とにかく、みなさん、表情が明るくなります。

ある会社では、みなさんが発言の端々に
「親会社が〜」「親会社には〜」とおっしゃるので
「親会社を立てるべきだ」という大きな[べきだ箱]が描けてきました。

しかし肝心なお客様の絵が一向に描けてこない。
お客様の絵が描けてきません
顔色を伺う相手は別では?」と伝えたら

「我々の意識が子会社化していた」「意味の無い遠慮かも」
「もっと自由にやっていいはずなのに」「だれも止めてない」
「親会社に負けないものを生み出したい(WANT!)」といった声が聞こえてきました。

また、ある会社では
「経営者と対等に話をするには3年修行を積まないと…」という発言を聞いて
「3年階段を上り続けないと経営者には会えない」という絵を描いたのですが

「すぐに会いたければ会ってくれそうですけど」
どうして3年?」と伝えたら

「そうだよね、どうして3年なんだろう?」
「入社したときそう言われてそのまま来たけど…」
「じぶんたちの思い込みと、お客様の要望は違うかも」
3年かけずにどんどん会いたい(WANT!)」という声が聞こえてきました。固定観念思い込みを持っていること自体は、
まったく悪いことではないのです。

だれもがそれを持っているし、それがあったからこそ
今のあなたやわたし、その会社や組織があるのも事実です。

ただ[べきだ箱]の問題は、それに「捕らわれている」ことに
気づかないでいること。抜け出せないでいること。
それが苦しいコミュニケーションをつくり続けているということです。

じぶんが無意識のうちに捕らわれている
[べきだ箱]の存在を認識できると
もっと楽にコミュニケーションが進むはずです。べきだ箱]に気づけてうれしい2つ目のことは

「今の不満、じつは自分自身が一方的に生み出したものかも」
「心の中でわたしがそう思っているだけで相手には何も言っていないかも」

他責から自責へ切り替わるキッカケにもなるということ。

捕らわれていた[べきだ箱]も、自覚できると
もはやそれに「捕らわれている」状態ではなく
上手に自由に付き合えるようになっています。

そして3つ目にうれしいことは

そうはいっても、仕事をするうえで大切にもしてきた[べきだ箱]のおかげで
これまでつくりあげてきた会社や組織、自分自身の
強さらしさ、優位性再認識できることです。「我々はこの[べきだ箱]のおかげで
 競合他社を圧倒してきたんだ」

それが見えた後、また会議の中で「べきだ」という言葉が聴こえてくるのですが
それはもう、これまでの苦しい[べきだ箱]としては描けてきません。「我々は未来のために○○であるべきだ

それは、熱いハートを燃えさせて、未来に向かって
じぶんたちの使命ミッションを見つけたような絵として描けてきます。

人間らしい絵は、
本当に、自由楽しそうで、ワクワク感が伝わってきます。

これらはイノベーションを生み出すのに
欠かせない要素でもありました。
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本当の気持ちを封印した「不感症ロボット1号」に人間らしさを取り戻せ@絵巻物思考13
【絵巻物思考13】
[不感症ロボット]が出来上がった過程を知ると
彼らへのアプローチが変わってくるよ


相手の気持ちを汲み取れない[不感症ロボット]に人間らしさを取り戻せ〜!
前回の絵巻物思考12で、多くの人が、身近にいる
相手の気持ちを汲み取れない不感症ロボット]さんに悩んでいる
と書きました。

「彼らと一緒に働くにはどうしたらいい?」
「どうしたら相手の気持ちを汲み取れる人間になってもらえる?」

そこで、彼らがそもそもどうして[不感症ロボット]になってしまったか。
その成り立ちが見えてくると、彼らへのアプローチのヒントも見えてくるのでは?

ということで、過去の絵を調べ直してみたら
不感症ロボット]にも大きく分けて3タイプ
いそうなことが見えてきました。

今日はそんな中でも、わたしがこの仕事を始めた初期から描いて長い
不感症ロボット1号]をご紹介(^^)。

彼らを「生身の人間」に戻すには? 心「ハート」を取り戻すには?

↓↓↓↓↓↓  [不感症ロボット1号]ができるまで ↓↓↓↓↓↓

彼も最初はハートの熱い生身の人間でした。良いと思うこと、おかしいと感じること
ハートのままに発言していました。

しかし、よかれと思った提案も…伝わらない…どころか
思いも寄らぬ痛みとして返ってきたり何度言っても変わらない相手に
「何を言ってもムリ…」と
いつしか疲れ果て…「もう傷つくのは嫌だ…」
「いちいち心が折れていては持たない」

自身の大事なハートを守るべく
野生本能的に防護服を身にまといそしてできあがったのが[不感症ロボット1号]です。ハートの外敵を跳ね返せる強さを持つモビルスーツを着て
感情スイッチはOFF! ロボットのように働くほうが
社会で傷つかずにラクに生きられることを知ってしまったロボット。それどころか、意外に好成績を上げられ、
会社の中で生きやすいことを知ってしまったロボット。

こんな[不感症ロボット1号]は、「受け身」「指示待ち」といった
上司が若手を見て嘆く声から描けることも多いのですが

意外にも、業務遂行能力の高いベテランや部課長クラスの人に対して
上層部が(ときに部下らが)嘆く言葉からもよく描けます。

「言われたことはやるけど、言われたこと以外はやらない」
「新しいことを生み出すことに慣れてない」
「メンバーを新しいプロジェクトや研修へ参加させることに理解を示さない」

不感症ロボット1号]の特徴として
よく描ける2つのポーズがありました。1つはこちら↓これらの絵が描けた声のもとは
「自分の業務以外には興味•関心が無い」
「会議中、黙って座っているだけで、自分の意見はないのか」といったものですが

彼らの成り立ちを思えば、
過去余計なことを「見て」「聞いて」気になって、
余計なことを「言ってきた」その結果イタイ思いをして、
「何を言っても無駄」と降参した経緯から

もう余計なものは「見ない」「聞かない」
何かを感じたとしても「言わずに黙っている」
と心に決めた歴史があるので、

一方的に彼らを責められないのでは?
そうさせたのはこちらにも原因があるのでは?
という気持ちになってきます。

もう1つの[不感症ロボット1号]の特徴的なポーズはこちら↓
「一線を越えてこない」「一線を引かれる」という絵。モビルスーツを着るに至った彼らにしてみれば、
じぶんが傷つかないとために、自ら他人に踏み込むことを放棄し、
そして自らの身を守るために、外敵を近寄らせないために境界線を引くのもわかります。

でもやっぱり[不感症ロボット1号]の状態が
会社や組織に一人でも居ると、全体の動きを鈍らせているのも事実です。

「自分の業務以外の仕事はしない」「新しい仕事はしたがらない」
「仕事を頼んでも、うちの仕事ではないと断られる」
「隣りの人が困っていても無関心…」

組織で動く以上、一人一人が言われたことだけではなく
自ら行動を起こすことを、多くの組織が望んでいます。

絵巻物の上でも、自ら責任を持って
この会社、この組織、このプロジェクトを「どうしたい(WANT)」
という気持ちハートが全く描けてこないのは
とても致命的なことです。

多くの人が戦っている[不感症ロボット]は
他責」の象徴でもありました。

↓↓↓↓↓ では、どうしましょう? ↓↓↓↓↓

不感症ロボット]3タイプのうち、1号は幸い
もともとは熱いハートの持ち主だったタイプが多い。

GF的には、モビルスーツを脱いでさえもらえれば、
ハートを持っている生身の人間が現れてくると言えます。

どうしたらモビルスーツを脱いでもらえるか?

そんな彼らによく効いているのは「」の力でした。
昨今流行の「対話の場」です。過去いくつもの「対話の場」で描いていますが、
それらはすべて「本来の人間らしさを取り戻してほしい」という思いから
生まれた場なのではないかと思うぐらい
主催者の人達はあれこれとモビルスーツを脱ぐための心配りをしています。
アイスブレイクしかり、問いかける言葉の選び方1つ1つしかり。

集まる理由やテーマは
「会社や組織のありたい未来」を語り合うことだったとしても
本来の目的は「社員が今抱えてている本当の気持ち(ネガな部分まで)を吐き出させたい
というトップやリーダーの思いがあることがほとんどです。

ちなみに、同じ「対話の場」があっても、
参加者がモビルスーツを脱がないまま終わってしまったときのほとんどは
プログラムに、参加者が本当の気持ち(ネガ)
吐き出せる時間が用意されていませんでした。

不感症ロボット1号]に一番大事なことは

安全な場を用意してあげて、
一人で抱えていた痛み悲しみ不安不信感を吐き出させてあげて
他の人と痛みを共有させてあげること。

そして「なんだ辛いのはじぶんだけじゃなかったんだ」
ということに気づかせてあげることです。

*参考:詳しくは技術評論社gihyo.jp連載第41回
「未来志向なチームに変身するには「事前の安全設計」でネガティブ議論」に書いてます。
すると途端に笑顔すら見せてモビルスーツから本来の顔を見せてくれます。

そこで「どうしたい?」とWantを問い続けることで、
眠っていたハートを呼び覚ましてあげていく。

するとそのうち「だれかのせい」「なにかのせい」にしてきた
これまでの他責なじぶんに気づく人達が現れます。

そうすればもうモビルスーツを脱ぎ始め、自責なじぶんへと立ち上がっていきます。

しかしそんな「」を用意するのは、
ちょっと大掛かりだなあという方には、もう1つ
良く描けていた絵をご紹介します↓

それは「一線」をこちらから先に
飛び越えてあげること。踏み込んでしまうこと。これは一番手っ取り早い方法ですね。

「一線を引いている」絵を見た人達の中から必ず聴こえてくるのは
「こちらも遠慮していた」「じつは自分も一線を引いていたのかも」という声。

そしてそんな彼らにじぶんたちができることとして聴こえてくるのは
「まずは自分から挨拶をする」「このプロジェクトに誘う」「もっとお節介する」
「どんな仕事をしているのかきちんと聞いたことなかったからまずは取材させてもらう」

これも自責が芽生えた瞬間とも言えます。

絵巻物上に、相手に気を遣いすぎて、
相手次第=「他責な」状態に陥っている絵はよく描けます。
その遠慮。じつは全然意味ないよね…みたいな。

[不感症ロボット]な上司や同僚を嘆いているだけでは、
その人自身も、相手からは同じように「一線を引く不感症ロボット」に
見られていた可能性がありますね。

「ここで1つ私が先にリーダーシップをとってみる!」
(挨拶してみる、質問してみる…踏み込んでみる)というだけで
必ず何かしらの変化は動き出すはずです。

ちなみにさすが「表情を思い描ける(*詳しくは絵巻物思考11)」リーダーたちは
これらの絵を見てよくこう言われます。

「メンバーの顔色をよく見てやってほしい」
「彼らが何に困っているのか聞いてやってほしい」
「迷っているなら進むべき方向へ引っ張ってやってほしい」

確かに「一線を引いている」人達ほど、じつは「本当は声はかけてほしい」し、
「ドアをノックしてもらえるのを待っている」んですよねー。

重い鎧を脱がせてあげて、速く、彼ら•彼女たちらしさを取り戻すことは
組織全体のパフォーマンスを上げるためだけでなく
彼らもじつは望んでいることなのです。
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人の[気持ち]を汲み取れない人が増えている?@絵巻物思考12
【絵巻物思考】
みんな身内の[不感症ロボット]と戦っている


前回の絵巻物思考11
仕事ができるヒトの話は[表情]が描けると書きました。
仕事ができるヒトというのは、
お客さまや一緒に仕事をする人たちの
[顔]をきちんと思い浮かべて話をしているから、
絵巻物にしていても[表情]が描けます

[表情]が描けるとは、どれだけ良いことか。
GF的にもう少し詳しく説明すると、話し手がきちんと
[喜怒哀楽といった感情]まで想像しているということ。

つまり、お客さまや一緒に仕事をする人たちの
気持ち]まできちんと想像して話をしていると言えます。

リーダーとして上に立つ人たちこそ
人の[気持ち]になれる人。人の[気持ち]を汲み取れる人。

周りを見回してみると、確かにそうなのです。
あのヒトは仕事ができるなぁと一目置かれる人たちは

クライアントの[気持ち(悩みや期待)]に刺さる提案や行動が起こせる人。

部下のつくった企画書を見て
「こんなものを読まされてもお客さまは嬉しくないだろう」とか
「こんな書き方ではお客さまはイメージ湧かないだろう」と言える人。

そして、だれよりもカスタマーの[気持ち]を汲んでいるから
社内の軋轢や批判を乗り越えてでも、必ずカタチにしていく人。

などなど思い浮かびます。

ただ、実のところ…わたしは(絵筆を通してこれに気付くまで)
「上に立つ人ほど(その逆で)
  人の[気持ち]を汲み取らない人」だと思ってました! σ^^;

だって、仕事のできる上司ほど
期限に関係なくムチャ振りしてきたり、変更してきたりだったので…(ー ー;)

「ひとの気持ちも知らないで」と思うと同時に
「ひとの気持ちなんて気にしてたら大きな組織をひっぱれないんだ」
などと納得してました。

でも、ところがどっこい、絵筆を通してわかったことは、
実際大きな問題なのは[表情]の描けないヒトたちでした。

彼らのほうが悲しいかな、
相手の[気持ち]を汲み取れていないヒト、といえるのでした。
そしてまた、それにたくさんの人が悩まされていました。

例えば以下のようなこと
「思った」「言いたくなった」なんてことありませんか?

お客様の[気持ち]を少しでも汲み取れたら

ー(言われなくても、あの資料ぐらい用意しておけたでしょ)とか
ー(ソレはあなたがすること! お客様にさせてどうするの)とか
ー(お客さまの質問にそんな回答はないでしょう……)とか

または、一緒に働く仲間の[気持ち]を少しでも汲み取れたら

ー(ちょっとお願いしたいだけなのに、
  そんな嫌そうな顔しなくてもいいじゃないか)とか
ー(社内電話で、そんな感じの悪い対応しなくても)とか
ー(外から一本、電話ぐらいできたでしょう)とか
ー(みんなで一緒に飲みにきてるのに、ずっと携帯いじって
  LINEやってるって…おかしいでしょう?!)とか 

(これらはすべて実話ですが)そんな話から
いつも描けるのが[不感症ロボット]です。

絵巻物思考ツール[10のグラフィック]の1つ。
感情のスイッチを完全オフにした[不感症ロボット]。

相手の[気持ち]を汲み取らず、
じぶんの世界に閉じこもった[不感症ロボット]。

多くの人たちが、そんな身内の[不感症ロボット]に悩まされていました。

「本当はもっと気持ちよく仕事を受けてほしいんだけど…言いにくい」
「言ってるんだけど、いくら指示しても伝わらない」
「言われたこと以外はしてくれない」
「どうしてあんな行動をとるのか…理解できない」
「どう指導したらいいのかわからない!」

気持ち]の欠如した[不感症ロボット]は
いくら能力が高くても、多くの組織で不人気です。

仕事で求められる能力として、よく言われるのは

経営がわかるとか、 数字に強いとか、
ファイナンスだとか、マーケティングだとか、
英語力だ、交渉力だ、プレゼン能力だ、コミュニケーション能力だ、
と色々ありますが

でも会議を絵にしてハッキリしていることは
それら有能な能力をもっていても

気持ち]を汲み取るという土台、足場がしっかりしていない限り、
どれもうまく機能していないということです。

気持ち]を汲み取る、というと、マーケティング用語として使われる
「顧客の目線で」とか「お客さまの立場で」といった言葉にも似てますが

ここで言っている[気持ち]を汲み取る、という言葉は、
そんなビジネス用語になるずっと以前の
ヒトとして当たり前に持っていてほしいもの。
人と人が一緒に居る以上、持っていたい素地みたいな
そんなレベルのものを言ってます。

ただ、そんな人の[気持ち]の取り扱いは、
日々目の前の業務に追われる職場では、二の次にされがちです。

個人的な[気持ち]は、仕事と切り離して考える、
なんていう人や組織も多いです。

けれど絵にすると明らかに、

割り切り過ぎたその[気持ち]の欠如が、

職場に、一緒に仕事のしにくいヒト、
仕事にやり甲斐を見出せてないヒト、
成長実感を持てずツマラナソウにしている
そんな人たちを、つくりだしていましたし、

気持ち]を受け取ってもらえず
モヤモヤとした気持ちを抱えたまま働くヒトや
お互いの[気持ち]が見えないモヤモヤと視界不良の組織は、
明らかに、本来の実力、行動を発揮できずにいました。

仕事と[気持ち]は切り離せないのです。
割り切ってるつもりでも、全然、切り離せていないのです。

仕事とは、何かしら人を巻きこんでするもの。
商品やサービスも、必ず、だれかのもとに届くもの。

でもそのとき相手の[気持ち]を汲み取ろうとしない、という絵が
その本人にとっては些細な瞬間でも、これだけたくさん溜まってくると

怪訝な顔をして黙って去って行くお客さま]がたくさん描けたり、
動きの鈍い、重たいロボット会社にいっぱい]という絵が描けてきたり
精神的不衛生な悪〜い空気会社のビルを包んでいる
といった絵まで描けて来て、ゾッとします。

相手の[気持ち]を汲み取ろうとしないちょっとしたことが
じつは組織を超えて、会社全体に、
かなり非生産的な 、非効率な、
そして精神衛生的にかなりヒドい状態をつくりだしている…?!

でも同時に、これらの絵の裏を返せば、

お互いが、ほんの少しでいいのです。
気持ち]を汲み取ろうとするだけで。
うまくいくこと、解決することもいっぱいありそうです。

相手の[気持ち]を完璧に理解しましょうというのではありません。
少しでも相手の[気持ち]を汲み取ってみよう、
相手の[気持ち]になってみようと思うだけで
劇的に変わることがたくさんある、と見えるのです。

身内の[不感症ロボット]さんに
何を指導したらいいかと思ったら

基本的なビジネスマナーや資料の作り方、営業スキルと
教えたいことは色々あるかと思いますが、

外せないポイントは、
相手の[気持ち]を汲み取ることの大事さを
忘れずセットに伝えることだと思います。

土台から変えていくこと。
土台が変われば、自ずと色んなこともうまく回ってくるはずです。

でも、日々[不感症ロボット]さんにに悩まされている人たちからは
「それでなくても不感症なんだから、
 相手の[気持ち]を汲み取れって言ってもわかるかどうか」
という声も聞こえてきそう!

それについてはまた次回に書こうと思いますが
ヒントは、そんな彼らの[気持ち]こそ
まずは「汲み取ってあげる」こと、にありそうです。

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【絵巻物思考】で考えてみると(見えた聴こえた)シリーズ
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin /blog/index.php?cid=9 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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