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【追悼】クレイトン・クリステンセン氏のお話を絵巻物に描かせて頂いたのは5年前。
クレイトン・クリステンセン氏のお話を
絵巻物に描かせて頂いたのは5年前。C&Cフォーラムで
遠藤会長や三菱重工業の大宮英明会長らとのパネルディスカッション。(絵巻物アップしておきました)

それまで恥ずかしながら
クリステンセンも破壊的イノベーションも知らず、事前のお打ち合わせで、クリステンセン氏の招致担当であり誰よりもクリステンセン氏の理論を理解し実践されている津田さんに、即席で講義をして頂いた後、慌てて書籍を片っ端から読んで、、、、一気にハマりました。

特にジョブ理論を知ったときは、
すべてがビビビビッとつながった衝撃がありました。

わたしがまだ会社員で編集部にいた時のこと。
読者拡大するための毎週の特集記事や営業が売れる企画商品開発のネタ探しとして、未読者座談会を担当していたのですが(←読者ではないのがポイント)ジョブ理論を知ったとき

「彼らの普段感じているイライラモヤモヤの中に見えてきた本当の欲求、あれはまさにジョブだ!」

と、それまでは当たり前のようにしていた仕事の実体験のすべてが、ピピピピッと体系立てて繋げてもらった感覚は、感動に近い喜びがありました。(例えば、本人たちも気付いていないような、そして実は多くの人が望んでいる欲求に、答えてくれるものがない今は無いから止むを得ず、本人もなんか違うと思いながら、買ったり発言したり行動したりしているに過ぎない。でも、その本当の欲求をつかんで言い換えて違う世界を提供できる企画や特集を毎週つくり続けたあの体験!)

と、同時に、、、う〜ん、あの頃の私の視座の低さ、、、
イノベーションといえるムーブメントが起こせなかったのは?イノベーションなんて言葉もなかった時代だけど…と自分の視座の低さと意志の弱さを反省し、どうしたら?と新たな問いが目の前にどんどん広がって、、、ハマっていきました。ただ、そんな喜び楽しんで読んでいる暇もその時はなく、そうでなくてもパネルディスカッションは話の展開が見えない緊張度の高い現場なだけに「読み込み方も中途半端な理解じゃ絵に描けない(汗)」と緊張感マックスで、何度も何度も読み返して、付け焼刃で当日を迎えました。

でも、ご本人にお会いしたら〜(*´▽`*)

大きな身体とニコニコな笑顔で、
周りの人達を一気に暖かく包み込んでしまうお人柄に、すっかり心ほぐされ、しかもあの大きく温かい手で握手してもらって、すっかり肩の力が抜けました。私も恐れずいつも通り楽しもう。絵筆を持って小さな破壊的イノベーションであろうと、その日の絵巻物に臨んだのを今でも思い出します。←かなり自分に都合よく解釈、且つ大袈裟ですが、当日までに色んな方からクリステンセン氏の権威たる評判を聞きすぎたせいもあり、私の中で、世の中の常識に合わせて正しくあらねばとリキんでました。でも「それでは楽しいイノベーションは起こせないよね」とあの笑顔に言われた感じがしたんです。お話を生で聞き描かせて頂いた絵の中で、今でも個人的に忘れられないのは、ジョブのお話の文脈から描けた

カスタマーと切り離して」という絵。
(アップした絵巻物の右上に小さく描いてあります)

「描きながら、そうそう!そうそう!」と唸りました。
というのも、いろんな会議の現場で、例えば、
カスタマー像のペルソナの説明を受けて「そんな人居るの?」とか、
カスタマー調査の報告を受けて「その人、特有の意見では?」という声に、
何度も遭遇してました。でも、絵の中にはきちんと「気持ち」「欲求」「解消してほしいイライラ」といったものが大きく大きく描けてきていて、それは同時に「40代も80代も同じ気持ちの人が描ける絵」となっている。私は「そういう人たちたくさん居ますよ!たくさん描けますもん!」と絵の中の状態を伝えるだけでしたが

ジョブとカスタマーを切り離す」という言葉で、
パ〜っと後光がさしたように晴れたんです。
(だから右上のジョブの絵を黄色く輝くように描いちゃったのですが)

ちなみにこのパネルディスカッションの2日前、
偶然にも三菱重工業の国産初の小型ジェット旅客機「三菱スペースジェット(当日はMRJ)」が初飛行を成功させました。リージョナルジェット市場をつくったボンバルディア社とエンブラエル社の破壊的侵入(を受けたのはエアバスとボーイング)について読み立ての私にとっては、日経新聞でその記事を見つけたとき「なんたる偶然?!」と小躍りしてました。当日、大宮会長に(スーツに素敵な飛行機のシルバーピンをつけられていたのが今でも忘れられないのですが)、「おめでとうございます」とお伝えしたらとってもニコニコされてました。

でも登壇前の皆さんのランチミーティングでは
その話が出なかったので「アレ?これはクリステンセン教授から見たら、いまさら?と言われちゃうことなのか。飛行延期のこととか指摘されれちゃうことなのかな」などなど悶々としながら私も皆さんと一緒に会場へ向かいました。そしてテーマに添ってファシリテーター西口さんが進行されるようとしたまさに最初に、

クリステンセン教授が切り出されたんです。
「素晴らしいニュースを聞きました。まずは心からお祝いを申し上げたい」と。わお〜!キタ〜ッ!と。(予習しててよかった〜という安堵感もありましたが)

シナリオ通りなんて進めないよ〜と言わんばかりに、
今起きているビジネスに興味津々で語られる
クリステンセン教授の姿は少年のようで♪そして

ダメ出しとかないんです!
もっと出来るよ。すごいことは小さなことから起こせるよ。邪魔してくるものに負けないで。と、現場の人たちの苦労に語りかけるようで温かかかったんです。

そんな寄り添った言葉に、絵筆を動かしながら感動してました。そして、クリステンセン氏に、高くて広い視座から(実際大きな方でしたが)語られることで、単なるニュースとして読んでいたその出来事が、ちゃんとビジネスというカタチで定着されていく感じが絵筆を通してウワ〜ッ!という体験でした。

じぶんの描いた絵巻物を今見ると、あの短時間を言い訳にはできないほど、それが全然表現できていなくて、自分の稚筆と遅筆に恥ずかしく悔しさが溢れ出てくるのですが、私の右手に残っている感覚は、クリステンセン氏の心の声。

問題はイノベーションではない
片付けなければいけないジョブがある
という言葉から描けてくる絵を通して、

「もっともっとその人を幸せにできる余地がある」
人が本当に幸せになる機会をもっとたくさんの人たちに届けてほしい」

という思いが手の中に残ってます。
私の勝手に感じてるだけですが(^^;

昨今は絵筆を持って伺う会議の現場では「破壊的イノベーション」という言葉だけが語られることが多くて(実質が伴わないので)「具体的な絵が描けない」と叫んじゃうこともよくあるのですが、フワフワしてても語りたくなる気持ちもよく分かります!だって、本を読んだからといって、直接お会いして講演を聞いたからといって、クリステンセン氏の伝えてこられたことを理解して実践するのは難しく、また人間はどんどん勝手な解釈をしていきやすく。。。でも、そんなとき

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これからも語り合うこと語り継ぐことが
私たちに出来ることかなと思います。

【Biz/Zine記事】↓この時の絵巻物です
https://bizzine.jp/article/detail/1130
11月13日、イノベーション理論の第一人者ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授がNECと一般社団法人Japan Innovation Network (JIN) による共同招聘
「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO2015特別講演」に登壇。

【日経XTREND】
富永 朋信 氏「人より意図」「行動は意図の変数である」
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00276/00001/?i_cid=nbpnxr_parent
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