こんにちは。グラフィックファシリテーター®やまざきゆにこです。
「ネガティブな感情を吐き出しきる」ことが前提のグラフィックファシリテーションでは「どんなアイスブレイクをしようか」と毎回、結構、真剣に、主催者や事務局の方と相談しながら決めています。色々あるアイスブレイクの中で、人気かつ効果のある「ギャップの王様」をご紹介します。短時間でお互いを知ることができちゃう楽しいゲームです。
これは私の会社員時代の先輩の紹介で参加させて頂いた、株式会社リアセックさまが提供している、アクティブラーニングのベースをつくるケースメソッドPBLプログラムで、私が体験してすっかり気に入ってから、色んなクライアントさまにご紹介していて、且つ、毎回大好評なアイスブレイクです。
「ギャップの王様」は、株式会社リアセックさまのメソッドがいっぱい詰まった一冊のテキスト『タクナル』の中にも紹介されている相互理解ゲームの1つ。
*『タクナル』とは?「○○したくなる」のタクナル!コンセプトは「正解の無い問題に取り組み、価値創造できる人材を育成する」詳しくは→こちら
進め方
いちばん上の画像をご覧ください。少人数のグループに分かれます。
①真ん中に呼ばれたい名前「ゆに」を書く。
②その周りに「ゆにと言えば○○」で思い浮かぶキーワードを書く。
③この紙を見せながら自己紹介します。
④各グループでいちばんギャップのあった人を選んで全体シェアで紹介。
期待できる効果
わたしが参加したワークショップは、いろんな学校の先生や生徒さんが参加されていて、5~6人1テーブルに分かれて座っていました。みなさん「初めまして」という関係で、ワークショップが始まる前に、名刺交換をして軽く自己紹介はしていたのですが、「ギャップの王様」のおかげで短時間でその人のパーソナルな部分にふれられて一気に距離が縮まり、その後のチームワークがとっても進めやすかったです。また最近では個人情報の観点から、こちらから安易に質問できないことが増えてきましたが、このシートなら、自らが「じつは私って〇〇なんdす」と書いてくれるのでとても安心安全な自己開示ツールだと思います。
応用例
わたしのクライアントさまで採用したときは、各社さま色々応用して使っています。ある会社では、「ギャップの王様シート」を「プライベート版」と「会社・仕事版」の2枚用意して参加者に埋めてもらっていました。別のクライアントさまでは、1枚の紙の中に「社内職歴年表」も書き込めるようなシートを作成。ワークショップが終わった後はシートごと社内の共有ホルダに保存して、組織で共有するようにしました。その後、異動してきた人にも同じシートをつくってもらい運用しているそうです。また別のクライアントさまでは「同じ組織にいながらお互いのことを全然知らないのでみんなでやりたい」「でも1日の限られた研修で、30人全員でやっている時間はない」ということで、1グループ15人×2グループに分かれて最後にグループ対抗でギャップの王様を紹介しあいました。またコロナ前くらいから多くのクライアントさまで採用されているのは、王様を選出するのではなく、一人一人に「いちばんギャップがあったキーワード」にシールを貼りあうというのが大人気です。時代の変化も感じます。
よかったら使ってみてください♪
↓リアセック体験プログラムで初めて書いたシート
(ページトップのシートは最新版に更新しました)